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The Korean War


The Korean War   

朝鮮戦争をキャンペーンレベルで再現した作戦級シミュレーションゲーム

価格 4,800円(税別)

プレイ人数 1~2人
プレイ時間 60分~
推奨対象年齢 普通(12歳以上)
内容物 フルマップ1枚/ユニット264個/ルールブック1冊

※A4判袋入り


デザイナー: 鈴木銀一郎
プロデューサー: 古角博昭
コンポーネントデザイン: 山崎雅弘
ユニットデザイン: 一条真人

ヘクスの拡大-マップはエポック版と比べてヘクスを大きくしました。当然、それに伴って、マップ全体も大きくなりました。このため、エポック版は手軽な作戦級ゲームという印象でしたが、サンセット版はボリューム感に溢れ、他の多くのゲームと変わらない雰囲気を醸し出しています。これは、僕がテストマップを広げて最初に感じたことでした。
また、このゲームは終盤になると釜山周辺でハイスタックが築かれることが多いので、ヘクスを大きくしたことで、山積み状態による混乱をできるだけ緩和することができるようになると思います。
補充カウンター-エポック版は1ばかりでしたが、サンセット版では1~6までを用意しました。
部隊ユニット-初期配置ヘクスと増援登場ターンをユニットの左上に記載しています。さらに、補給切れにならない北朝鮮軍特殊大隊やアメリカ軍空挺、各国司令部、ゲーム開始前に「初動」できるユニットには、いろいろなマークを追加しました。
海上移動能力を持つ北朝鮮軍特殊大隊は移動力の数字を黄色にして区別しました。
4ステップ持つ北朝鮮軍師団ユニットと、師団毎にスタック制限が適用されるアメリカ軍ユニットは兵科マークを色分けしています。
韓国軍ユニットのZOCを無視できる3個の北鮮軍戦車連隊ユニットは、ユニット自体の色を少し変えて目立つようにしました。
韓国軍司令部ユニットには、それぞれ指揮する指揮官のフルネームを入れました。
マッカーサー将軍のユニットも用意しましたが、これはプレイヤーの皆さんが自由に使って下さい。
空軍カウンター-F-86とF-80、空母もあることですからF9やF51Dムスタングの写真を採用しました。表と裏の写真が異なっています。担当者もなかなか考えています。
海軍カウンター-2枚の戦艦ユニットは戦艦ミズーリと第90-6艦砲支援部隊所属の重巡、トレドとロチェスターの2隻のシルエットを採用しました。空母はエセックス級、朝鮮戦争が勃発してから最初に駆り出された空母の名前を付けています。
マーカー類-漢江橋爆破マーカーとB-29のじゅうたん爆撃マーカー、上陸地点マーカー(上陸に成功すると補給源になります)を追加しました。補給切れのUマーカーと孤立状態のIマーカー、混乱状態を表すDマーカーはなかなか凝っています。
艦砲射撃マーカー-それぞれ艦名を記載して戦艦ユニットと対応させています。表を交通妨害、裏を攻撃支援の面にして、ユニット毎に用途を明示するように工夫します。
占領/解放マーカー-マップに記載されている都市は合計36個-海州、開城、議政府、ソウル、仁川、冨川、安養、城南、水原、天安、群山、裡里、大田、全州、光州、木浦、順天、麗水、春川、束草、江陵、原州、忠州、清州、安東、金泉、大邱、浦項、慶州、晋州、三千浦、忠武、馬山、鎮海、蔚山、釜山。このうち北朝鮮国内にある海州と束草、国連軍の最終防衛ライン内にある鎮海、蔚山、釜山の計5個を除く31個分のマーカーを用意します。
地図盤-統括したターンの手順や地形影響表、天候決定表はもちろん、スペースの許す限り、表類や忘れやすそうなルールの説明(スタック制限や海上移動など)を入れたいと思っています。
マンセー(万歳)突撃記録トラック-ゲームを通して4回(ただし、1個師団で1回のみ)できる、戦闘力が2倍になる北鮮軍の特殊な攻撃を、マップ上に記録トラックを用意し、マーカーを置いて管理することにしました。

手軽なプレイタイムとオーソドックスなルールシステムで、初心者から上級まで幅広く楽しめます。国内外を合わせても朝鮮戦争のゲームは数が少なく、さらに諸般の事情により流通量が少ないということですので、再販は非常に意義のあるものだと考えています。